
デザイン初心者でも簡単におしゃれなWebページが作れるツールとして人気のCanva(キャンバ)。最近ではホームページ作成機能も追加され、テンプレートを選んで文章や画像を差し替えるだけで、誰でも手軽にホームページが作成できるようになりました。
一方で、

「Canvaで作ったサイトが検索に出てこない…」「問い合わせがまったく来ない」
といった声も多く、集客目的のホームページとして本当に使えるのかどうか気になっている方も多いのではないでしょうか?
本記事では、Canvaで作成したホームページのメリット・デメリットを整理し、SEO(検索エンジン最適化)の視点からも実用性を詳しく解説します。
Canvaでホームページを作成するメリット
1. デザイン性が高く、初心者でも簡単に操作できる
Canvaは豊富なテンプレートと直感的な操作画面が魅力。Webデザインの知識がなくても、見栄えの良いページが短時間で作成可能です。
2. 費用が安く、ドメイン・サーバー契約が不要
Canva Proプランに加入していれば、追加費用なしで「yourname.my.canva.site」といった形式の独自URLを発行可能。サーバー費やWordPressの導入コストを抑えたい個人や小規模事業者には魅力的です。
3. スマホ対応デザインも簡単
レスポンシブ対応(スマホ表示に最適化されたデザイン)もテンプレートである程度は対応しており、スマホユーザー向けの閲覧体験を意識したページも作成できます。
Canvaで作成したホームページのデメリット
1. 検索に出てこない!?SEOに弱い構造
Canvaで作成したWebページはHTMLの構造がSEOに最適化されておらず、metaタグやh1タグの調整も難しいため、検索エンジンに正しく評価されにくい傾向があります。
また、サブドメイン(例:〇〇.my.canva.site)はGoogleからの評価も低くなりやすく、競合サイトとの比較で検索順位が不利になる可能性があります。
2. コンテンツマーケティングができない
ブログ機能やお知らせ投稿などの動的なコンテンツを増やす仕組みがないため、SEOの本質である「継続的な情報発信」が難しいのが最大の弱点です。
3. カスタマイズ性が乏しい
独自のデザインやJavaScript、問い合わせフォームの設置など、細かなカスタマイズや外部ツールとの連携が制限されるため、ビジネス用途には物足りない面もあります。
Canvaで作ったサイトでもSEO対策はできる?
Canvaサイトでも最低限のSEO対策は可能ですが、限界があります。
対応できること
・ページタイトル(titleタグ)の設定
・本文内にキーワードを含める
・altテキスト(画像の説明文)を設定する
対応が難しいこと
・meta descriptionの調整
・パンくずリストや構造化データの導入
・Google Search Consoleとの連携
・ページ単位でのアクセス解析の実装
つまり、Canvaは「とりあえずホームページが必要」という用途には便利でも、「検索で見つけてもらいたい」「Webから問い合わせを増やしたい」という目的には不向きです。
Canvaでのサイト作成が向いている人・向いていない人
Canvaが向いている人
・イベントや短期プロジェクトの紹介ページが必要な方
・SNSや名刺からの導線として最低限の情報を載せたい方
・デザインに自信がなく、テンプレートで整えたい方
Canvaが向いていない人
・検索エンジンから新規集客を目指したい方
・ブログやコラムを活用して情報発信したい方
・将来的な機能追加やカスタマイズを視野に入れている方
ホームページで集客したいならWordPressやノーコードCMSの検討を
Canvaは手軽に始められる反面、集客型サイトとしては構造的に限界があるのが現実です。
本格的にSEOを意識し、検索で上位表示させたい場合は、WordPressやSTUDIO・Wixなど、より柔軟なCMSを使ったサイト構築が必要です。特にWordPressは、ブログ機能やSEOプラグイン、アクセス解析ツールとの連携など、集客サイトに必要な機能が網羅されています。
ホームページから集客したい方へ
NT CREATIONでは、SEOに強いホームページ制作や、Canvaからのリニューアル支援、集客に特化したブログ運用のご提案も行っています。検索に強く、成果につながるホームページをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。