異業種交流会や経営者向けセミナーなどに参加すると、よく出会うのが

「Web集客をお手伝いできます!」
という営業担当者。
名刺交換のあとに提案資料が送られてきたり、アポの打診が来たりすることもあるでしょう。
とはいえ、

「マーケがうまくいってるなら営業しないのでは?」

「この人、本当に信頼して大丈夫?」
と不安に感じる方も多いはずです。Webマーケティングの知識がない経営者ほど、判断が難しいのが現実です。
そこで今回は、異業種交流会で営業を受けた際に、そのWebマーケ担当者が信頼に値するかを見極める5つのポイントをご紹介します。
「マーケがうまくいってるなら営業しないのでは?」は本当か?
異業種交流会などでWebマーケティングの営業を受けたとき、「本当に実力があるなら、こんな場で営業しないのでは?」という疑念を抱く方は少なくありません。確かに一理ある意見ですが、それだけで判断してしまうのは早計です。
というのも、マーケティングと営業は本来、別のチャネルとして併用されることも多く、対面の営業活動にはWeb集客にはないメリットがあるためです。
対面営業が行われる背景とは?
Webマーケティングが得意な会社であっても、あえて異業種交流会のような「リアルな場」で営業を行うことには、いくつかの理由があります。
信頼構築に強い「リアルチャネル」
Web集客は便利ですが、相手の顔が見えないため、特に中小企業や士業の方にとっては「信用しづらい」という声も少なくありません。
一方、異業種交流会では対面で話すことで人柄や誠実さが伝わりやすく、短時間で信頼関係を築けるというメリットがあります。
狙った層にピンポイントでリーチできる
SEOや広告は不特定多数に向けて広くリーチする手法ですが、理想的な顧客層に確実にアプローチできるとは限りません。
異業種交流会では、たとえば「地元の中小企業経営者」など、特定の層と直接つながれるため、効率的な営業手法と考える人も多いのです。
紹介(リファラル)につながりやすい
異業種交流会は、直接の受注だけでなく「誰か紹介してもらえませんか?」という営業の起点としても有効です。
無理な売り込みではなく、「もしお知り合いでお困りの方がいたらご紹介ください」というスタンスで動くことで、信頼と実績を積み重ねている営業担当者もいます。
このように、対面営業を行う背景には戦略的な目的や合理性があるケースも多く、一概に「営業している=怪しい」とは言い切れません。
「本当に実力があるのか?」を見極める5つのポイント
では、実際に出会ったWebマーケ営業担当者が信頼できるかどうかを見極めるには、どこに注目すればよいのでしょうか?
この章で詳しくご紹介します。
①話す内容が「抽象的」か「具体的」かをチェック
信頼できるWebマーケターは、あなたの業種やターゲットに合わせた具体的な改善提案ができるはずです。
一方で、以下のような話し方をする営業は要注意です。
・「とりあえずSNSをやったほうがいいですよ」
・「今どきは動画マーケティングが主流ですからね」
・「月5万円でWeb全部お任せください!」
このように抽象的で誰にでも当てはまる話ばかりの場合、テンプレ営業の可能性が高く、成果が見えにくいです。
信頼できる人は、初対面でも「ホームページの導線が〇〇なので改善できそう」「御社の強みをこう伝えると反応が取れそう」など、業種や現状に即した具体的な視点で話をしてきます。
②「まずは広告を出しましょう」から入る提案に注意
広告は即効性のある手法ですが、“集客の仕組みが整っていない状態”で広告をかけても費用対効果が合わないケースが多いです。
例えば、
・ホームページが古くてスマホ対応していない
・サービス内容がわかりづらい
・問い合わせ導線が複雑
こういった問題を解決せずに、いきなり広告を出す提案をしてくる担当者は、「成果より売上重視」の営業スタイルの可能性が高いです。
信頼できる担当者は、広告の前に「集客導線を整える必要があります」と、順序立てて提案してくれるはずです。
③実績紹介に「納得感」があるかを確認する
「これまで〇〇社を支援してきました」といった実績アピールもよく見かけますが、その中身に納得感があるかを見極めましょう。
・その実績は自社の業種・規模と近いか?
・成果は“数値”で語られているか?(例:3ヶ月で問い合わせが2倍に)
・関わった内容は明確か?(例:LP制作、SEO改善、広告運用など)
「多数の企業に対応してきました」とだけ言われても、本当の実力はわかりません。
具体的な施策と成果を聞き、それが自社にも活かせそうかを判断しましょう。
④契約内容・料金体系が明確かどうか
「とりあえず契約だけして、あとはお任せください」といった営業トークには要注意です。
信頼できる業者は、以下をきちんと説明してくれます。
・月額費用に含まれる作業範囲
・契約期間と途中解約の条件
・成果が出るまでの目安期間
・レポートや効果検証の有無
逆に、「とにかく全部任せてくれれば大丈夫です」と丸投げを促すような営業には注意が必要です。透明性がない契約はトラブルの元です。
⑤営業担当者自身が「顔出し・実名」で情報発信しているか
最後の見極めポイントは、「この人自身が信用される情報発信をしているか?」です。
・会社や個人名義でブログやSNSを更新している
・自社ホームページで顔写真・プロフィールを公開している
・事例やお客様の声を自分の発信で紹介している
このような活動をしている担当者は、「責任ある立場で実績を積んでいる」証拠でもあります。
営業だけ上手くて実体がない人との契約はリスクが高いため、「情報の開示度」も信頼判断の材料にしましょう。
営業を受けたときは「即答」ではなく「冷静な判断」を
異業種交流会では、相手が親しげに近づいてきたり、商談のような雰囲気で話が進んだりすることもありますが、その場で即決する必要はありません。
・実績を調べる
・提案内容を社内で検討する
・信頼できる第三者に相談する
など、一度持ち帰って比較・検討することをおすすめします。
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