Webサイトはあるのに、なかなか問い合わせにつながらない――そんな悩みを抱える企業は少なくありません。せっかく訪問者がいるにもかかわらず、「最後の一歩」が踏み出されないのは、導線設計や情報設計に原因がある可能性が高いです。
本記事では、Webサイトからの問い合わせを増やすために、すぐに見直すべき改善ポイントを具体的に解説いたします。
ファーストビューで信頼感と導線を伝える
訪問者の大半は、ページが表示されて3秒以内に「見るか離脱するか」を判断します。ファーストビュー(最初に目に入る画面)で、信頼感と目的への導線をしっかり設計することが重要です。
チェックすべきポイント
- キャッチコピーがサービスの強みや価値を端的に伝えているか
- 見学予約・資料請求などCTAボタンがすぐ見える位置にあるか
- デザインが古臭くないか、スマホで崩れていないか
視覚的な安心感と明快な行動導線がなければ、離脱率は高まってしまいます。
CTA(コール・トゥ・アクション)の配置と文言を工夫する
CTAとは、「お問い合わせはこちら」や「無料相談を申し込む」などのアクションボタンを指します。この導線が明確でなければ、せっかくの訪問者も行動に移してくれません。
改善のポイント
- 全ページにCTAボタンを設置する
- ページ下部だけでなく、コンテンツの途中にも配置
- 「無料」「簡単」「すぐできる」などハードルを下げる文言を使用
- スマホではスティッキーボタンを設ける
CTAのクリック率は、配置場所と文言次第で大きく変化します。
フォームの入力項目を最適化する
フォームが長すぎる、分かりにくい、送信できないといった理由で、途中離脱が発生している可能性があります。
改善のポイント
- 入力項目は必要最低限に(名前・連絡先・相談内容程度)
- エラー表示や補助説明を丁寧に
- 送信完了ページで感謝と次の案内を表示する
「とりあえず話を聞いてみたい」と思った人が、気軽に送信できるフォーム設計が理想です。
お客様の声・事例紹介で安心感を与える
初めて問い合わせをする人にとっては、「どんな人が利用しているか」「本当に信頼できるのか」が非常に気になります。
信頼を高めるコンテンツ
- 導入事例ページやお客様の声を設置
- 実際の氏名・写真・企業名があると効果倍増
- 「どんな悩みをどう解決したか」をストーリー形式で紹介
第三者の評価を可視化することで、コンバージョン率(CVR)を大幅に高めることができます。
スマホでの使いやすさを重視する
近年では、Webサイト訪問者の6〜8割がスマホユーザーと言われており、スマホ対応が不十分なサイトは大きな機会損失となります。
チェックポイント
- 文字サイズ・ボタンサイズが小さすぎないか
- スクロールしやすく、重要情報が埋もれていないか
- CTAがすぐ押せる位置にあるか
スマホでの表示確認は、パソコンよりも優先的に行うべきです。
Googleアナリティクス・ヒートマップで問題点を可視化する
「どのページで離脱しているか」「どこがクリックされているか」といったユーザー行動の分析は、改善の出発点になります。
- Googleアナリティクスで直帰率・離脱率を確認
- ヒートマップツールでスクロール率・注視エリアを可視化
- お問い合わせページのコンバージョン率もチェック
データに基づいた改善こそが、問い合わせ増加への最短ルートです。
まとめ
Webサイトは「ただあるだけ」では成果に結びつきません。訪問者の行動心理に沿った設計を行うことで、問い合わせ数は確実に増やすことができます。
- ファーストビューで信頼と導線を明示
- CTAの文言と設置位置を見直す
- フォームの入力負担を減らす
- お客様の声・事例で安心感を与える
- スマホでの見やすさを最優先
- 分析ツールでユーザー行動を把握・改善
NT CREATIONでは、Webサイトの診断・導線設計・CTA改善・フォーム最適化など、成果につながるUI/UX改善支援を提供しております。問い合わせを増やしたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。