エステサロンにとって、リピーターの獲得は安定経営のカギです。しかし、来店後のフォローができていなかったり、「また行きたい」と思ってもらえる関係性を築けていなかったりするケースも少なくありません。
そんな中で、もっとも手軽で効果的なツールが「LINE公式アカウント」です。個人店から中規模サロンまで導入が進んでおり、上手に活用すれば来店頻度・単価・信頼度すべてを高めることが可能です。
この記事では、LINEを活用してリピーターを育てるための具体的な施策やポイントを解説します。
なぜエステサロンにLINE活用が向いているのか?
LINEは日本国内での利用者数が非常に多く、年齢を問わず幅広い世代が利用しています。
中でもエステサロンにとってLINEが相性の良い理由は以下の通りです。
・顧客と1対1でやりとりができる(DM感覚)
・予約やキャンセルのやりとりがスムーズ
・クーポンやキャンペーンを即時配信できる
・自動応答やリッチメニューで効率化も可能
「メルマガは開かないけどLINEは見る」という人も多く、反応率が高いのも魅力です。
ステップ1:まずは来店時にLINE登録してもらう
リピーターづくりのスタートは、「来店直後のLINE登録」です。
登録を自然に促すためには、以下のような工夫が効果的です。
・会計時に「次回特典があるのでぜひLINEをご登録ください」と一言添える
・登録特典(500円オフなど)を用意
・店内POPやQRコード付きのカードで視覚的に誘導
登録率が上がるほど、その後のリピート率にも大きく影響します。
ステップ2:配信内容は「売り込み」より「関係づくり」
LINEで送るメッセージは、“売り込みすぎないこと”がポイントです。お客様が「また行きたい」と思えるような距離感を大切にしましょう。
おすすめの配信例:
・季節に合わせた美容ケア情報(例:春の紫外線対策)
・予約状況のお知らせ(例:今週末の空き状況)
・スタッフの日常やちょっとした美容豆知識
・お客様のビフォーアフター事例(許可を得て掲載)
・誕生日や前回施術からの経過連絡
“あなたに合った情報をくれる”という印象がつけば、自然と信頼と再来店につながります。
ステップ3:リッチメニューを活用して利便性アップ
LINE公式アカウントには、画面下部に常に表示される「リッチメニュー」があります。これを活用することで、お客様が迷わず情報にアクセスできる環境を整えることができます。
掲載する内容例:
・予約フォームへのリンク
・施術メニュー一覧
・アクセスマップ
・SNSやホームページへのリンク
・スタッフ紹介
「このサロン、わかりやすくて丁寧」と思ってもらえる導線作りが大切です。
ステップ4:セグメント配信で“個別対応”に近づける
登録者が増えてきたら、属性や来店履歴に応じてメッセージを出し分ける「セグメント配信」も活用しましょう。
・3ヶ月来店がない方にだけ「そろそろメンテナンスの時期です」と配信
・小顔矯正コースを受けた方にだけ「次回以降のケア方法」を送付
・20〜30代女性向けの美容情報だけを選んで配信
お客様の状況に寄り添った配信ができれば、リピーターへの道のりはぐっと近くなります。
ステップ5:ステップ配信で“自動フォロー”
LINE公式アカウントには「ステップ配信」という機能もあります。これは、登録から数日ごとに自動でメッセージを送れる機能です。
設定例:
・登録直後:「ご登録ありがとうございます!来店特典はこちら」
・3日後:「当店の人気メニューをご紹介します」
・7日後:「ご予約の空き状況はこちら」
・14日後:「次回予約で割引のご案内」
忙しくても、自動で信頼関係を構築できる仕組みを整えることで、集客の手間が大きく減ります。
LINE活用でリピーターは“育てる”時代へ
リピートは「お客様の気分次第」ではなく、サロン側の発信や関わり方によって育てていくものです。
LINEを活用すれば、売り込み感のない自然な接点を継続しながら、信頼と再来店を積み上げることが可能になります。
ぜひ今日から、無理のない範囲でLINE活用を始めてみてください。
LINE活用でお悩みのエステサロンの方へ
NT CREATIONでは、エステサロン向けにLINE公式アカウントの初期設定から、リッチメニュー設計、ステップ配信の設計・運用までトータルでサポートしています。LINEでリピーターを増やしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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