【失敗しない】企業サイトリニューアルの進め方|営業・採用につながる7つの手順

【失敗しない】企業サイトリニューアルの進め方|営業・採用につながる7つの手順

企業サイトが古くなり、「デザインを一新したい」「スマートフォンでも見やすくしたい」「営業や採用に活用できるホームページにしたい」と考えている担当者は多いのではないでしょうか。

しかし、サイトリニューアルは見た目を新しくするだけでは成果につながりません。目的やターゲットが曖昧なまま制作を進めると、公開後も問い合わせが増えず、更新もしにくいサイトになってしまう可能性があります。

企業サイトを営業や採用に活かすためには、現状分析から戦略設計、コンテンツ制作、SEO、問い合わせ導線、公開後の運用までを一つの流れとして考えることが重要です。

この記事では、失敗しないサイトリニューアルの進め方を7つのステップに分けて解説します。社内で準備すべきことや制作会社を選ぶポイント、よくある失敗例も紹介するため、これから企業サイトの刷新を検討している方はぜひ参考にしてください。

サイトリニューアルはデザイン変更ではなく事業課題の改善である

企業サイトのリニューアルで最も重要なのは、デザインを新しくすることではなく、現在のサイトが抱えている事業上の課題を解決することです。

ホームページの見た目が古いことは、リニューアルを検討するきっかけの一つにすぎません。営業に活用できていない、採用応募が集まらない、サービスの強みが伝わらない、更新に手間がかかるといった問題には、それぞれ異なる原因があります。

たとえば、問い合わせが少ない場合、デザインだけを変更しても状況は大きく変わりません。検索から見込み客が訪れていないのであればSEO対策が必要です。アクセスはあるものの問い合わせにつながらないのであれば、ページ構成や導線、訴求内容を見直す必要があります。

採用応募が少ない場合も同様です。募集要項だけを掲載していても、求職者が知りたい職場の雰囲気や仕事内容、働く人の声、入社後のキャリアが伝わらなければ、応募の判断材料が不足します。

そのため、リニューアル前には「何を新しくするか」ではなく、次のような問いから考える必要があります。

  • 現在のサイトで解決できていない課題は何か
  • 誰に何を伝えたいのか
  • サイトを見た人にどのような行動を取ってほしいのか
  • 営業や採用のどの部分をサイトで支援したいのか
  • 公開後に誰がどのように運用するのか

サイトリニューアルの成功は、制作を始める前の整理で大きく左右されます。見た目の刷新を目的にするのではなく、営業、採用、ブランディング、業務効率化などの課題を明確にしたうえで進めることが大切です。

企業サイトリニューアルの進め方7ステップ

サイトリニューアルは、思いついたページから制作するのではなく、一定の手順に沿って進める必要があります。

基本的な進め方は次の7ステップです。

  • 目的と目標を整理する
  • 現在のサイトを分析する
  • ターゲットと自社の強みを明確にする
  • 必要な機能とコンテンツを整理する
  • 制作会社を選定する
  • サイト設計と制作を進める
  • 公開後の運用と改善を行う

それぞれの工程を詳しく見ていきましょう。

1.サイトリニューアルの目的と目標を整理する

最初に行うべきことは、リニューアルの目的を明確にすることです。

目的が曖昧なまま進めると、担当者や経営層、制作会社の間で判断基準がずれてしまいます。「高級感を出したい」「今風にしたい」といった感覚的な要望だけでは、成果につながるサイトを設計できません。

営業と採用のどちらを重視するか決める

企業サイトにはさまざまな役割があります。

  • 新規顧客からの問い合わせを増やす
  • 営業担当者が商談時に活用できるようにする
  • サービスや技術への理解を深める
  • 採用応募を増やす
  • 企業としての信頼性を高める
  • 既存顧客への情報提供を効率化する
  • 電話やメールで繰り返し受ける質問を減らす

すべてを同時に実現しようとすると、サイトのメッセージが曖昧になることがあります。まずは優先順位を決め、誰にどのような行動を促すのかを整理しましょう。

営業を重視する場合は、サービスページ、導入事例、料金、よくある質問、問い合わせ導線などが重要です。採用を重視する場合は、社員紹介、仕事内容、社風、キャリア、福利厚生、選考の流れなどを充実させる必要があります。

数値で確認できる目標を設定する

目的だけでなく、公開後に成果を判断できる目標も設定します。

たとえば、次のような指標があります。

  • 月間問い合わせ件数
  • 採用応募件数
  • 資料ダウンロード数
  • 検索エンジンからのアクセス数
  • サービスページの閲覧数
  • 問い合わせフォームの到達率
  • 問い合わせフォームの完了率
  • 指名検索数
  • 更新作業にかかる時間

「問い合わせを増やす」という目標だけでは、改善できたかを正確に判断できません。「公開後6か月で、ホームページ経由の問い合わせを月2件から月5件に増やす」など、可能な範囲で数値と期限を決めることが重要です。

サイトリニューアルは、目的と目標を明確にして初めて、必要なページや機能、予算を判断できるようになります。

2.現在のサイトを分析して残すものと変えるものを決める

次に、現在のサイトが抱えている問題を分析します。

古いサイトでも、検索順位の高いページや継続的に閲覧されているコンテンツが存在することがあります。それらを確認せずに削除すると、リニューアル後にアクセスが減少する可能性があります。

すべてを作り直すのではなく、残すもの、改善するもの、削除するものを分けることが必要です。

アクセスデータを確認する

GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを導入している場合は、次の項目を確認します。

  • アクセス数が多いページ
  • 検索から流入しているキーワード
  • 問い合わせにつながっているページ
  • 閲覧後に離脱されやすいページ
  • スマートフォンとパソコンの閲覧比率
  • 検索結果に表示されているがクリックされていないページ
  • 以前よりアクセスが減少しているページ

アクセス数だけでなく、成果につながっているかを見ることが大切です。

たとえば、ブログ記事に多くのアクセスが集まっていても、サービスページや問い合わせページへの導線がなければ、売上には結びつきにくくなります。反対に、アクセス数は少なくても問い合わせにつながっているページは、リニューアル後も内容やURLを維持する価値があります。

営業担当者や採用担当者の意見も集める

データだけでは見えない課題もあります。

営業担当者は、顧客から頻繁に聞かれる質問や、商談で説明しにくい内容を把握しています。採用担当者は、応募者が不安に感じている点や、面接前に説明している内容を知っています。

社内ヒアリングでは、次のような質問が有効です。

  • 顧客からよく聞かれる質問は何か
  • 商談で毎回説明している内容は何か
  • 競合と比較されたときに選ばれる理由は何か
  • 応募者からよく聞かれる質問は何か
  • 現在のサイトで説明不足だと感じる内容は何か
  • 更新や修正で困っていることは何か

実際の営業活動や採用活動で繰り返し説明している内容は、サイトに掲載すべき有力な情報です。

現在のサイトを正しく分析できれば、必要な改善範囲が明確になり、不要な制作費や手戻りも抑えられます。

3.ターゲットと自社の強みを明確にする

成果につながる企業サイトをつくるには、誰に向けて情報を発信するのかを具体的にする必要があります。

「法人のお客様」「求職者」といった大まかな設定だけでは、相手に響く文章や構成を考えにくくなります。

顧客がサイトを訪れる状況まで考える

営業向けのサイトでは、ターゲットの業種や企業規模だけでなく、検索する背景まで想定します。

たとえば、製造業の企業サイトであれば、訪問者は次のような課題を抱えているかもしれません。

  • 特殊な素材を加工できる企業を探している
  • 短納期に対応できる外注先を探している
  • 小ロットで試作品を製造したい
  • 現在の仕入れ先に品質面の不安がある
  • 図面段階から相談できる企業を探している

こうした状況が分かれば、「高品質な加工に対応します」という抽象的な表現ではなく、対応素材、精度、ロット数、納期、設備、品質管理、相談範囲など、相手が判断しやすい情報を掲載できます。

採用サイトでも、経験者と未経験者、新卒と中途では知りたい情報が異なります。ターゲットを具体化することで、必要なコンテンツも明確になります。

自社の強みを顧客目線で言語化する

多くの企業サイトで見られる問題が、「高品質」「丁寧」「迅速」「お客様第一」といった抽象的な言葉だけで強みを伝えていることです。

これらの表現は、多くの企業が使用しているため、競合との違いが伝わりません。

強みを言語化するときは、次の要素まで掘り下げます。

  • どのような顧客に評価されているか
  • どのような課題を解決できるか
  • 競合には難しい対応は何か
  • 品質やスピードを実現できる根拠は何か
  • 顧客が自社を選んだ理由は何か
  • 実績や数値で示せるものはあるか

たとえば、「迅速に対応します」ではなく、「見積もり依頼には原則1営業日以内に回答」「社内一貫体制により短納期案件にも対応」と表現すれば、強みが具体的になります。

自社では当たり前だと思っていることが、顧客にとって大きな価値である場合もあります。経営者だけで決めるのではなく、営業担当者、現場担当者、既存顧客の声も参考にしながら整理しましょう。

4.必要な機能とコンテンツを要件定義する

目的、課題、ターゲットが明確になったら、サイトに必要なページや機能を整理します。この工程は要件定義と呼ばれ、見積もりやスケジュール、完成後の品質を左右します。

要件定義が不十分なまま制作を始めると、途中でページや機能の追加が発生し、費用や納期が膨らみやすくなります。

営業に必要なコンテンツ

営業に活かす企業サイトでは、会社概要やサービス紹介だけでなく、顧客の検討を前に進める情報が必要です。

  • 顧客の課題に対応したサービスページ
  • 選ばれる理由
  • 導入事例や制作実績
  • 料金や費用の目安
  • 利用開始までの流れ
  • よくある質問
  • 対応エリアや対応範囲
  • 資料ダウンロード
  • 問い合わせフォーム
  • お役立ち情報やブログ

特に重要なのが、導入事例です。サービスの説明だけでは、顧客は自社に合うか判断しにくいものです。「どのような課題があり、何を提案し、どのような結果につながったか」を示すことで、依頼後のイメージを持ってもらいやすくなります。

採用に必要なコンテンツ

採用では、応募条件だけでなく、入社後の不安を減らす情報が求められます。

  • 代表メッセージ
  • 事業内容
  • 仕事内容
  • 社員インタビュー
  • 一日の仕事の流れ
  • 職場環境
  • 研修制度
  • キャリアパス
  • 数字で見る会社
  • 福利厚生
  • 募集要項
  • 選考の流れ
  • よくある質問
  • エントリーフォーム

求職者は、給与や休日だけで応募先を決めるわけではありません。「どのような人と働くのか」「自分が活躍できるか」「会社の考え方に共感できるか」といった点も確認しています。

写真やインタビューを活用し、実際の職場や人の雰囲気を伝えることが重要です。

更新機能と社内体制も決める

WordPressなどの更新システムを導入しても、更新担当者やルールが決まっていなければ、公開後に放置されます。

要件定義の段階で、次の点も整理しましょう。

  • 誰が更新するか
  • どのページを社内で更新したいか
  • 更新頻度はどの程度か
  • 承認フローは必要か
  • 操作マニュアルや更新研修が必要か
  • 保守管理を社内と外部のどちらで行うか

更新性を高めることは、単に管理画面を導入することではありません。担当者が無理なく運用できる仕組みまで設計して、初めて活用できる企業サイトになります。

5.サイトリニューアルを任せる制作会社を選ぶ

制作会社は、デザインの好みや価格だけで選ばないことが重要です。

企業サイトを営業や採用に活かしたい場合、必要なのはページを制作する技術だけではありません。事業理解、戦略設計、情報整理、SEO、導線設計、文章作成、公開後の改善まで支援できるかを確認する必要があります。

制作実績は見た目だけで判断しない

制作実績を見るときは、デザインの印象に加えて、次の点を確認しましょう。

  • 自社と近い目的のサイトを制作しているか
  • 課題に対してどのような提案をしたか
  • 営業や採用の導線が設計されているか
  • スマートフォンで使いやすいか
  • 各ページの文章が分かりやすいか
  • 問い合わせまで迷わず進めるか
  • 公開後の運用も想定されているか

同じ業種の実績があることは参考になりますが、それだけで判断する必要はありません。業種が異なっていても、課題の整理やターゲット設計、導線改善に強い制作会社であれば、事業に合わせた提案が期待できます。

NT CREATIONでは、工業、金融、医療、美容、不動産、教育、通信、福祉、観光、ECなど、幅広い分野のホームページ制作や改善に関わってきました。コーポレートサイトだけでなく、サービスサイト、ECサイト、ランディングページ、メディアサイトにも対応しています。

重要なのは実績数の多さだけではなく、各企業の事業内容やターゲットに合わせて構成を設計できるかどうかです。

ヒアリングと提案内容を確認する

相談時に、依頼内容をそのまま受け取るだけの制作会社には注意が必要です。

成果を意識する制作会社であれば、次のような内容を確認します。

  • リニューアルを検討した背景
  • 現在の営業方法
  • 問い合わせにつながる顧客の特徴
  • 競合との違い
  • 採用上の課題
  • 公開後の運用体制
  • 目標とする成果
  • 予算と優先順位

NT CREATIONのこれまでの支援でも、制作前の丁寧なヒアリングや要件整理、事業内容を踏まえた構成・導線の提案が評価されています。漠然とした要望をそのままデザインにするのではなく、目的に合わせて情報を整理することが、成果につながるサイト制作の土台になります。

制作会社を選ぶ際は、「何を作ってくれるか」だけでなく、「なぜその構成が必要なのかを説明できるか」も確認しましょう。

見積もりの範囲を比較する

制作費が安く見えても、必要な作業が含まれていない場合があります。

見積もりでは、次の項目を確認します。

  • 企画・戦略設計
  • サイトマップ作成
  • ワイヤーフレーム作成
  • デザイン
  • コーディング
  • WordPress構築
  • 原稿作成
  • 写真撮影
  • SEOの初期設定
  • 既存記事やURLの移行
  • 問い合わせフォーム
  • アクセス解析の設定
  • 操作マニュアル
  • 公開後の保守運用

金額だけで比較すると、公開後に必要な作業が別料金になり、結果として予算を超えることがあります。複数社を比較する場合は、同じ条件で見積もりを依頼し、作業範囲と成果物を確認することが大切です。

6.サイト設計と制作を段階的に進める

制作会社が決まったら、サイト設計と制作を進めます。

この段階では、いきなりデザインを作るのではなく、サイトマップ、導線、ワイヤーフレーム、原稿、デザインの順に固めることが重要です。

サイトマップで全体構成を決める

サイトマップは、サイト内にどのようなページを用意するかを整理した設計図です。

営業を目的とする場合、トップページからサービスページ、事例、料金、問い合わせへ自然に移動できる構成が必要です。採用を目的とする場合は、会社理解から仕事内容、社員紹介、募集要項、応募へ進める流れをつくります。

ページを増やせば成果が出るわけではありません。ターゲットの検討段階に応じて、必要な情報を過不足なく配置することが大切です。

ワイヤーフレームで情報の優先順位を決める

ワイヤーフレームとは、各ページに掲載する情報と配置を示す設計図です。

デザインに入る前にワイヤーフレームを作ることで、次の点を確認できます。

  • ページの目的が明確か
  • 最初に伝える内容は適切か
  • 顧客が知りたい順番になっているか
  • 問い合わせへの導線があるか
  • 情報の重複や不足がないか

たとえば、トップページの冒頭に企業理念だけを大きく掲載しても、初めて訪れた人には何の会社か伝わらない場合があります。まずは事業内容、対象顧客、提供価値を短時間で理解できる構成にする必要があります。

原稿はデザインより先に準備する

サイトリニューアルで遅れやすい工程が原稿作成です。

デザイン完成後に文章を当てはめようとすると、情報量が合わず、レイアウトの修正が発生します。先にページの目的と伝える内容を整理し、原稿の方向性を決めてからデザインを進める方が効率的です。

原稿では、自社が伝えたいことだけでなく、顧客や求職者が知りたいことを優先します。

専門用語や社内用語を多用せず、初めてサイトを見る人にも理解できる表現を心がけましょう。

スマートフォンでの使いやすさを確認する

企業サイトは、パソコンだけでなくスマートフォンからも閲覧されます。採用情報は特に、スマートフォンで確認されることが少なくありません。

次の点を確認しましょう。

  • 文字が小さすぎないか
  • ボタンを押しやすいか
  • メニューが分かりやすいか
  • 表や画像が画面からはみ出していないか
  • 問い合わせフォームの入力項目が多すぎないか
  • 表示速度が遅くないか

レスポンシブ対応になっているだけでは十分とは限りません。実際の端末で操作し、ユーザーが迷わず目的を達成できるかを確認することが重要です。

7.公開後の運用と改善を続ける

サイトリニューアルは、公開して終わりではありません。

公開直後のサイトは、仮説に基づいて設計された状態です。実際のアクセスや問い合わせ状況を確認し、改善を続けることで成果が高まります。

公開後に確認すべき指標

公開後は、目的に合わせて数値を確認します。

  • 検索流入数
  • 問い合わせ件数
  • 採用応募件数
  • ページごとの閲覧数
  • 問い合わせボタンのクリック数
  • フォームの離脱率
  • 検索キーワード
  • スマートフォンでの表示速度
  • ブログや事例の更新数

問い合わせが少ない場合でも、原因は一つではありません。

アクセスそのものが少ないのであれば、SEOや広告、SNSなどの集客施策が必要です。アクセスはあるものの問い合わせが少ない場合は、サービス内容、実績、料金、導線、フォームなどを見直します。

SEOは公開前後で継続して取り組む

リニューアル時には、ページタイトルや見出し、内部リンク、URL、表示速度などの内部SEOを整える必要があります。

ただし、初期設定だけで継続的な集客ができるとは限りません。見込み客が検索するテーマに合わせて、サービスページや事例、ブログ記事を追加していくことが重要です。

また、既存サイトで検索順位を獲得しているURLを変更する場合は、旧URLから新URLへ転送するリダイレクト設定が必要です。設定をせずにページを削除すると、それまでの検索評価やアクセスを失う可能性があります。

NT CREATIONでは、Web制作に加えてSEO、MEO、広告、SNS、LINEなどの集客施策にも対応しています。これまでの支援では、ホームページリニューアルによる導線改善と内部SEOを組み合わせ、清掃業で月4件の問い合わせ獲得につながったケースがあります。

サイトを作り替えるだけでなく、どの経路から人を集め、どのページを通して問い合わせにつなげるかまで考えることが重要です。

サイトリニューアルでよくある失敗

サイトリニューアルを成功させるには、よくある失敗を事前に知っておくことも大切です。

デザインの好みだけで判断する

社内でデザイン案を確認すると、「もっと明るくしたい」「この色が好みではない」といった意見が中心になることがあります。

もちろん企業イメージに合うデザインは重要ですが、担当者の好みだけで決めるべきではありません。ターゲットにどのような印象を与えたいのか、情報が読みやすいか、問い合わせまで進みやすいかという視点で判断する必要があります。

デザインは目的を実現するための手段です。見た目の新しさと使いやすさ、情報の伝わりやすさを両立させましょう。

社内の意見をまとめずに制作を始める

制作途中で経営者や他部署から大幅な修正が入ると、スケジュールや費用に影響します。

特に、最終決裁者が初期段階の打ち合わせに参加していない場合、完成直前に方向性が変わることがあります。

制作前に、次の点を社内で決めておきましょう。

  • リニューアルの目的
  • 優先するターゲット
  • 必要なページ
  • 予算
  • 公開希望時期
  • 意見を出すメンバー
  • 最終決裁者
  • 確認と承認の期限

すべての意見を反映しようとすると、特徴のないサイトになる可能性もあります。責任者を決め、目的とターゲットを基準に判断することが重要です。

原稿や写真の準備を後回しにする

制作スケジュールが遅れる大きな原因は、原稿や写真の準備不足です。

社員インタビュー、代表メッセージ、導入事例などは、社内確認に時間がかかります。撮影が必要な場合は、社員や施設のスケジュール調整も必要です。

制作会社に依頼する範囲と、自社で準備する範囲を早い段階で分けましょう。

文章作成を制作会社に依頼する場合でも、事業内容や実績、顧客から評価されている点などの素材提供は必要です。担当者を決め、提出期限を制作スケジュールに組み込んでおくと進行が安定します。

SEOを考えずにURLやページを削除する

デザインや構成を整理するために既存ページを削除した結果、検索流入が大きく減ることがあります。

特に注意が必要なのは、次のようなページです。

  • 検索流入が多い
  • 外部サイトからリンクされている
  • 問い合わせにつながっている
  • 長期間公開されている
  • 特定のキーワードで上位表示されている

不要に見えるページでも、検索上の価値を持っている場合があります。削除、統合、URL変更を行う前に、アクセスデータと検索状況を確認しましょう。

公開後の運用担当者が決まっていない

公開時点では情報が充実していても、更新されなければ内容は徐々に古くなります。

お知らせが数年前で止まっている、募集終了した求人が掲載されている、退職した社員が紹介されているといった状態は、企業への信頼を損なう要因になります。

公開前に、更新担当者、更新頻度、承認方法、保守管理の役割を決めることが重要です。

サイトリニューアル前に社内で準備するチェックリスト

リニューアルをスムーズに進めるために、制作会社へ相談する前から準備を始めましょう。

目的と課題

  • リニューアルする理由
  • 現在のサイトで困っていること
  • 営業と採用の優先順位
  • 公開後に達成したい目標
  • 競合サイトと比較して不足している点

コンテンツ

  • 会社案内
  • サービス資料
  • 営業資料
  • 商品やサービスの写真
  • 導入事例
  • 顧客からよく聞かれる質問
  • 採用資料
  • 社員インタビュー候補者
  • 使用できるロゴや写真データ

制作条件

  • 想定予算
  • 希望公開時期
  • サーバーとドメインの契約情報
  • 現在のサイトの管理情報
  • 社内担当者
  • 最終決裁者
  • 公開後の更新担当者

すべてが決まっていなくても相談は可能ですが、現時点で分かる情報を整理しておくと、制作会社から具体的な提案を受けやすくなります。

サイトリニューアルにかかる期間の目安

企業サイトのリニューアル期間は、ページ数や機能、原稿・写真の準備状況によって変わります。

一般的な企業サイトでは、企画から公開まで3〜6か月程度を想定しておくと進めやすいでしょう。ただし、大規模なサイト、複数部署の確認が必要なサイト、撮影や取材を含むサイトでは、さらに期間が必要になることがあります。

主な工程は次の通りです。

  • 現状分析とヒアリング
  • 要件定義
  • サイトマップ作成
  • ワイヤーフレーム作成
  • 原稿と写真の準備
  • デザイン制作
  • コーディングとシステム構築
  • テストと社内確認
  • 公開作業

公開日を先に決める場合は、確認や修正に必要な期間も含めて逆算しましょう。社内確認が遅れると、後工程が圧迫され、十分なテストができなくなる可能性があります。

特に採用開始、展示会、サービスリリース、会社案内の刷新などに合わせる場合は、早めに準備を始めることが大切です。

営業や採用に活かすなら制作後の集客導線まで設計する

企業サイトを営業や採用に活かすには、サイトの中身だけでなく、どのように訪問者を集めるかを考える必要があります。

どれだけ分かりやすいサイトを制作しても、見込み客や求職者に見てもらえなければ成果にはつながりません。

営業向けであれば、SEO、Web広告、SNS、Googleビジネスプロフィール、メール、営業資料などからサイトへ誘導する方法があります。採用向けであれば、求人媒体、検索エンジン、SNS、採用イベント、学校への案内などと連携できます。

そのうえで、訪問者が次の行動へ進める導線を設計します。

  • サービスの詳細を読む
  • 導入事例を確認する
  • 資料をダウンロードする
  • 問い合わせる
  • 会社説明会に申し込む
  • 求人へ応募する

アクセスを増やす施策と、問い合わせや応募につなげる施策は別のものです。SEOだけに取り組んでも、サービスの魅力や実績が伝わらず、問い合わせ導線が弱ければ成果は伸びません。

反対に、問い合わせしやすいサイトでもアクセスがなければ成果は生まれません。

だからこそ、サイトリニューアルでは、制作、集客、導線、コンバージョン改善を一体として設計することが重要です。

まとめ|サイトリニューアルは戦略・設計・運用まで一貫して進める

失敗しないサイトリニューアルの進め方は、最初に目的と課題を整理し、現状分析、ターゲット設定、要件定義、制作会社選定、サイト設計、公開後の改善へと段階的に進めることです。

企業サイトは、作るだけでは成果が出ません。

見た目を新しくするだけでなく、誰に何を伝え、どの経路から訪問してもらい、問い合わせや応募へどう導くかを設計する必要があります。さらに、公開後もアクセスや反応を分析し、コンテンツや導線を改善し続けることが大切です。

NT CREATIONでは、企業サイトやサービスサイトの制作・リニューアルだけでなく、戦略設計、構成、導線設計、WordPress構築、SEO、広告、SNSなど、公開後の集客まで一貫して対応しています。

「何から整理すればよいか分からない」「営業と採用の両方に活かしたい」「現在の制作会社から具体的な改善提案がない」といった段階でも問題ありません。

まずは現在のホームページの課題や、リニューアルによって実現したいことをお聞かせください。ご相談だけでも問題なく、無理な営業は行いません。企業サイトを成果につながる営業・採用ツールへ変えるために、NT CREATIONへお気軽にお問い合わせください。

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滝川直人
代表:滝川

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この記事を書いた人

滝川 直人

滝川 直人

NT CREATION代表/Webマーケター
1993年生まれ、東京都江東区出身。慶應義塾大学経済学部を卒業後、国内生命保会社にて保険代理店向け営業を4年間担当し、約100店舗のサポートを経験。その傍らWeb制作・マーケティング業に携わり、2021年3月に保険会社を退職。2021年4月にNT CREATIONを設立し、これまでに200件以上のホームページ制作やマーケティング支援を担当させていただきました。
NT CREATIONは、東京・渋谷を拠点に、戦略設計から集客施策まで一貫したサポートを展開。クライアントの魅力を最大限に流通させ、売上拡大やコスト削減など、成果につながる施策をともに創り上げています。