ホームページを英語・日本語で切り替える際の費用と制作のポイント

ホームページを英語・日本語で切り替える際の費用と制作のポイント
パソコンを操作する男性
経営者

「外国人顧客や海外取引先向けに英語ページを用意したい。
でも、ホームページを英語・日本語でどう切り替えればいいのか分からない…」

そんな悩みを抱えている中小企業の担当者・経営者は年々増えています。

インバウンド需要の回復、越境EC、海外企業との取引拡大などを背景に、
“多言語対応ホームページ”は一部の大企業だけのものではなくなりました。

しかし実際には、

  • 切り替え方法の違いが分からない
  • 費用相場が不透明で不安
  • 翻訳後の運用が大変そう

といった理由で、導入をためらっている企業も多いのが現状です。

この記事では、
ホームページを英語・日本語で切り替える際の方法・費用相場・制作と運用のポイントを、初心者にも分かりやすく解説します。
読了後には、自社に合った多言語対応の進め方が明確になるはずです。


英語・日本語切り替えは「目的に合った方法選び」で費用も成果も大きく変わる

結論から言うと、
ホームページの英語・日本語切り替えは、目的に応じて最適な実装方法を選ぶことが最重要です。

なぜなら、

  • 表示切り替えの方法
  • 翻訳の範囲
  • SEO対応の有無

によって、費用は10万円台〜100万円以上まで大きく変動するからです。

「とりあえず英語ページを作る」ではなく、
誰に向けて、何を伝え、どう運用するのかを明確にすることが、成功のカギになります。


なぜ多言語対応ホームページが必要なのか?

1. 外国人ユーザーは“日本語サイトを信用しない”

海外ユーザーや外国人顧客は、

  • 日本語のみのサイト
  • 自動翻訳そのままの英語

に対して強い不安を感じます。

特に、

  • BtoB取引
  • 観光・宿泊・サービス業
  • 医療・不動産・士業

など「信頼」が重要な業種では、
英語ページの有無が“取引可否の判断材料”になるケースも少なくありません。


2. 英語ページがない=問い合わせ機会を失っている

海外ユーザーは、
「英語で情報がない=対応していない会社」
と判断する傾向があります。

実際には対応可能であっても、
情報がなければ“存在しない”のと同じなのです。


3. SEO・MEOでも多言語対応は有利

英語ページを正しく実装すれば、

  • Googleの多言語検索
  • Googleマップ(インバウンド検索)

でも評価されやすくなります。

単なる翻訳ではなく、検索を意識した構造設計が重要です。



英語・日本語切り替えの代表的な3つの方法

ここからは、実際によく使われる切り替え方法を紹介します。

① 別ページで英語サイトを作成(/en/)

最も一般的でおすすめの方法

特徴

・日本語:example.com
・英語:example.com/en/

メリット

・SEOに強い
・検索エンジンが言語を正しく認識
・拡張しやすい(中国語・韓国語など)

デメリット

・翻訳・更新の手間がかかる

👉 本格的な海外対応・インバウンド向け企業に最適


② サブドメイン方式(en.example.com)

特徴

・言語ごとに独立した構成

メリット

・システム上の分離がしやすい

デメリット

・SEO評価が分散しやすい
・管理が複雑

👉 大規模サイト向け。中小企業にはややオーバースペック。


③ 自動翻訳(Google翻訳など)

特徴

・ボタンひとつで言語切り替え

メリット

・初期費用が安い
・導入が簡単

デメリット

・不自然な英語
・SEO効果がほぼない
・信頼性が低い

👉 応急処置としては可だが、正式対応には不向き


【英語・日本語切り替えの費用相場

基本的な費用目安(WordPress想定)

内容費用相場
英語ページ追加(5〜10P)20万〜50万円
翻訳費用(プロ翻訳)1文字15〜30円
多言語プラグイン設定5万〜15万円
言語切替UI設計3万〜10万円
SEO多言語対応5万〜20万円

トータル費用の目安

  • 最低限の英語対応:15万〜30万円
  • 標準的な多言語サイト:40万〜70万円
  • 本格的な海外向けサイト:80万〜120万円

※ページ数・翻訳量・SEO対応の有無で変動します。


WordPressで多言語対応する場合の実装方法

よく使われる多言語対応方法

  • WPML
  • Polylang
  • TranslatePress

これらを使うことで、

  • 日本語/英語の切り替え
  • 言語ごとのURL管理
  • SEO対応(hreflang)

が可能になります。


制作時に必ず押さえるべきポイント

1. 翻訳は「直訳」ではなく「意訳」

日本語をそのまま英語にすると、
意味は通じても“伝わらない文章”になります。

  • 業界用語
  • 日本特有の表現
  • 丁寧すぎる言い回し

は、英語向けに最適化が必要です。


2. すべて翻訳しなくてもよい

よくある失敗は「全ページ翻訳」。

実際には、

  • 会社概要
  • サービス紹介
  • 問い合わせ
  • アクセス情報

だけでも十分なケースが多く、
翻訳範囲を絞ることで費用を大幅に抑えられます。


3. 運用ルールを最初に決める

  • 日本語だけ更新?
  • 英語も同時更新?
  • 英語は固定情報のみ?

運用ルールを決めないと、
英語ページが放置され、逆に信頼を落とす原因になります。


英語・日本語切り替えは「目的×運用設計」で成功が決まる

繰り返しますが、
ホームページの英語・日本語切り替えは、やり方次第で成果も費用も大きく変わります。

重要なのは以下の3点です。

  • どの国・どの顧客に向けるのか
  • どこまで翻訳するのか
  • どう運用していくのか

この3点を明確にした上で設計すれば、
多言語対応は 売上・問い合わせを伸ばす強力な武器になります。


まとめ

  • ホームページの英語・日本語切り替え方法は主に3種類
  • おすすめは「/en/」方式の多言語対応
  • 費用相場は 15万〜120万円
  • 翻訳範囲と運用設計でコスト最適化が可能
  • SEO・信頼性を意識した実装が重要

多言語対応ホームページでお悩みの方へ

NT CREATIONでは、
中小企業向けに「英語・日本語切り替え対応ホームページ制作」をワンストップで支援しています。

  • 多言語SEO設計
  • WordPress実装
  • 翻訳・意訳サポート
  • 運用しやすい設計

制作会社の品質と、フリーランスの柔軟性を兼ね備えた対応が強みです。

「費用感を知りたい」
「自社に合った切り替え方法を相談したい」

そんな方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

NT CREATIONへのご相談はこちら

滝川直人
代表:滝川

ご相談は無料で承っています。ぜひお気軽にご連絡ください!

この記事を書いた人

滝川 直人

滝川 直人

NT CREATION代表/Webマーケター
1993年生まれ、東京都江東区出身。慶應義塾大学経済学部を卒業後、国内生命保会社にて保険代理店向け営業を4年間担当し、約100店舗のサポートを経験。その傍らWebコンサルティングに携わり、2021年3月に保険会社を退職し、独立。2021年4月にNT CREATIONを設立し、これまでに100社以上にホームページ制作やマーケティング支援を提供しています。
NT CREATIONは、東京・渋谷を拠点に、戦略設計から集客施策まで一貫したサポートを展開。クライアントの魅力を最大限に流通させ、売上拡大やコスト削減など、成果につながる施策をともに創り上げています。